女性義足ユーザーコミュニティ
『ハイヒール・フラミンゴ』とは
「義足の悩みはあるけど、義肢製作所の男性スタッフには話しづらい」
「同じ境遇の人が周りにいない」
「同じような女性だけのコミュニティができたら・・・」
特定非営利活動法人「ハイヒール・フラミンゴ」は、
そんな女性たちの声から日本で初めて生まれた義足の女性のためのコミュニティです。
義足でもおしゃれをあきらめない女性の象徴「ハイヒール」のキーワードに、
片足で凛として立つ「フラミンゴ」のイメージを重ねて名づけられました。
「義足になっても自分らしく、行けるところではなく、行きたい場所へ行ける」
そのような社会の実現を目指し、楽しく、前向きに活動しています。
「つながりが未来を拓く~『ハイヒール・フラミンゴ』の軌跡~」
第2回 日本女性学習財団 未来大賞 受賞
義足ユーザー、義足製作者、義肢事業推進担当者、福祉用具専門相談員。
4人の女性たちの思いから生まれた、はじまりの物語。
「義足女子会 ハイヒール・フラミンゴ(NPO法人)と共に歩む!」
当団体メンバー・海老根和美さんの手記。
ハイヒール・フラミンゴとの出会い、義足になってあきらめていたことへの再チャレンジ。
その中での気付きや気持ちの変化を綴る。
(外部サイトに移動します)
メッセージ
代表 野間 麻子
毎月開催しているフラミンゴカフェでは「心の安全性」この場所では何を言っても大丈夫。リラックス出来る環境で。
を一番大切にしています。
はじめて参加された方も皆さん清々しい笑顔で帰って行かれます。
気軽な感じでおしゃべりたくさん出来ればと思っています。
副代表 海老根 和美
妊娠中に病気になり、出産後義足になりました。
ハイヒール・フラミンゴに参加して、初めて女性で義足を使用している方と話しました。
日常の何気ないことや、不安に思っていることを共感してもらえたり、聞いてもらえる事、義肢メーカーの女性スタッフの方と身近に話せることで、たくさんのヒントがみつかります。皆さんの話を聞いているだけでも楽しいし、勇気やチャレンジする気持ちもわいて来ます❗
理事 田中 典子
先天性障害で生まれた私は、自身の片足がない状況でどのように生きていけばいいのか分かりませんでした。
考えるきっかけもなく、誰に相談して良いのかも分からず迷路の中にいた過去。
今は志を同じくする仲間達と共に、情熱とスキルを持って新しいムーブメントを生み出したいと思っています。
法人概要
[名 称]
特定非営利活動法人 ハイヒール・フラミンゴ
[設 立]
2020年3月17日
[目 的]
この法人は、女性義足ユーザーが安心感をもってつながり情報を共有する場をつくることにより、人生や生活の質を向上させ心豊かに生活をする契機となる活動を行う。この活動の普及啓発を通して、義足に対する理解促進を目指し、さらに誰もが自分らしく生きることのできる社会づくりに寄与することを目的とする。
[ 特定非営利活動の種類 ]
1.保健、医療又は福祉の増進を図る活動
2.社会教育の推進を図る活動
3.人権の擁護又は平和の推進を図る活動
4.男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
5.子どもの健全育成を図る活動
6.職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
7.前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
[事業の種類]
1.女性義足ユーザーなどの交流会、講習会の企画開催事業
2.女性義足ユーザーに関する情報収集・提供及び調査研究事業
3.女性義足ユーザー、または下肢切断を控えた女性に対するピアサポート事業
4.女性義足ユーザーに対する理解促進等を目的とした講演会への講師派遣事業
5.女性義足ユーザー向けの衣類、装飾品、生活用品などの企画販売事業
6.その他目的を達成するために必要な事業
[所在地]
〒574-0064 大阪府大東市御領1丁目12番1号 川村義肢株式会社 大東本社内
[連絡先]
電話:072-875-8037
FAX:072-875-8029
メールアドレス:[email protected]
[定款]
[役 員]
代表 野間 麻子
副代表 海老根 和美
副代表 髙野 綾美
監 事 森田 克己
[ホームページ]
https://www.highheelflamingo.com/
[Facebook]
https://www.facebook.com/highheelflamingo/
[Instagram]
https://www.instagram.com/highheelflamingo/
[事業報告]
内閣府 NPOホームページ
https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/027190013
[設立趣旨]
現在わが国における義足ユーザー及び、義肢装具士の男女比は約8:2とされ、その開発やサポートにおいても男性中心のものが多いのが現状です。女性義足ユーザーが安心感をもってつながる場所は非常に少なく、社会からの疎外感を感じ自ら社会と距離を置く女性も多く、また義足に関する情報からも切り離されています。
特定非営利活動法人ハイヒール・フラミンゴは、女性義足ユーザーが思いや情報を共有しつながることができる場をつくることにより、義足女性が抱える生きづらさ(心理的・物理的・社会的制約)からの解放と、義足女性のQOLおよびエンパワメントの向上を目的として活動します。
おしゃれをすることや輝くこと、心豊かに生活することは誰もが当たり前に持つことができる幸せですが、義足女性の多くがそれをあきらめてきた背景があります。女性義足ユーザーが自己尊厳感・肯定感を持って社会とつながり、自身の人生・生活の質を向上させるためにもコミュニティの構築や情報の共有は非常に有効であると考えます。
コミュニティの構築に向けた活動を行い、事業を継続的に推進していくためには、関連団体のみならず、医療機関、行政等との連携をさらに深め、世の中に広く発信できるような社会的信用のある組織にしていくことが必要です。また、当団体の活動が営利目的ではなく、多くの市民の方に参画して頂くことが不可欠であるという点から、特定非営利活動法人格を取得するのが最適であると考えました。
女性義足ユーザーやその家族のためのつながりの場づくり、情報の発信、新たな開発のための提言を通して、多様な人が生きやすい社会づくりに寄与するために、特定非営利活動法人ハイヒール・フラミンゴを設立します。